さて、第 49 回テニス・メディカルセミナーを下記の通り、開催することとなりましたので、 ご案内をお送りいたします。 お誘い合わせの上、たくさんの皆様のご参加をお待ち申しあげております。
※公認指導者研修ポイントを2ポイント取得できます。
日 時 |
2019年11月4日(月・祝) 13:30~ |
場 所 |
昭和大学上條記念館 中会議室
〒142-0064 東京都品川区旗の台1-1-20
【旗の台駅東口下車徒歩5分】
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主 催 |
日本テニス・スポーツ医学研究会 |
共 催 |
(公財)日本テニス協会 |
主 管 |
(公財)日本テニス協会 医事委員会
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講 演 |
座長・進行:((公財)日本テニス協会医事委員)
1:「足のスポーツ外傷・障害に対する低侵襲治療」
演者:熊井 司先生(早稲田大学スポーツ科学学術院 教授)
いったん足に外傷・障害が発生すると、走行、ジャンプ、着地、切り返し動作などほとんどの基本動作は大きく制限される。アスリートの早期復帰を可能にするには、低侵襲かつ効果的な治療法を選択する必要がある。足のスポーツ外傷・障害に対する、新しい低侵襲治療法について考える。
- 理学療法:「足」の特殊性を考えた上で、機能回復に重点をおいた理学療法を行う。アーチ保持とバランス機能に必要な足部内在筋の強化、多様な動きを可能にする筋協調性の回復、床反力の少ない運動の利用、種目特異的なアスレチックリハビリテーションなどがポイントとなる。
- 装具療法:靴を履くアスリートではインソールや靴の調整が有用となる。
- 体外衝撃波治療:腱症や腱付着部障害のみならず、疲労骨折やシンスプリントなど過労性骨障害についても有効とされている。
- エコーガイド下局所注入療法:エコーを用いることで病変部の評価と正確な注入が可能となる。生理食塩水、ステロイド、ヒアルロン酸製剤、PRPなどが用いられる。
- 低侵襲手術:器材の進歩著しい鏡視下手術と、新しく開発されたデバイスやインプラントを用いた低侵襲手術が普及しつつある。
2.「テニスにおける肩障害の病態と手術時所見」
演者:西中 直也先生(昭和大学整形外科 准教授)
テニスにおける肩へのメカニカルストレスは主にサーブ時のオーバーヘッドモーション時に生じると考えられる。我々はZeroポジション近似肢位での身体の回旋とともに行う肘伸展運動が中心であれば肩障害予防になり、かつパフォーマンスも向上すると考えている。骨と骨との関係では肩甲棘と上腕骨長軸が出来るだけ一致しており関節内刺激を最小限に出来る。しかしこの位置を逸脱し、肩水平外転からの内転、および外旋からの内旋運動が中心になると組織同士が互いにぶつかり合うインピンジメント現象によるメカニカルストレスがかかる。今回、代表的なインピンジメントである肩峰下インピンジメント、後上方関節内インピンジメントおよび前内側関節内インピンジメントの病態発生のメカニズムと手術所見、修復方法について実際に手術時ビデオを用いて紹介する。
情報提供: 研究系動画「スローイング動作から構築するサービス動作」
米田 良祐プロコーチ
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講 師
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熊井 司(くまい つかさ):
生年月日:1960年(昭和35年)4月2日
早稲田大学スポーツ科学院教授
- 略歴
- 1986年3月 奈良県立医科大学卒業
- 1986年4月 奈良県立医科大学 整形外科学教室入局 関連病院に出向
- 1997年1月 奈良県立奈良病院(整形外科医長)
- 2002年4月 阪奈中央病院(整形外科部長)
- 2004年7月 奈良県立医科大学 整形外科 助手
- 2006年4月 奈良県立医科大学 整形外科 講師
- 2006年12月 福建医科大学(中華人民共和国)客員教授 現在に至る
- 2013年4月 奈良県立医科大学 スポーツ医学講座 教授
- 2017年4月 早稲田大学 スポーツ科学学術院 教授
- 奈良県立医科大学 招聘教授 現在に至る
- 留学歴
- 2000年1月~2002年3月
英国ウェールズ大学 Musculoskeletal Biology and Sports Medicine Research Lab.
ドイツ:ミュンヘン大学 解剖学教室
- 2005年3月 タイ:チェンマイ大学 整形外科学および解剖学 派遣研究員
- 学術・社会活動
- (所属学会)
日本整形外科学会、JOSKAS(評議員)、日本整形外科スポーツ医学会(理事、代議員)、日本足の外科学会(理事)、日本臨床スポーツ医学会(評議員)、日本最小侵襲整形外科学会(評議員、2012年第18回開催)、日本運動器SCHOK WAVE研究会(代表世話人)、米国足の外科学会、国際足の外科学会など
(社会活動)
日本オリンピック委員会(JOC)医・科学強化スタッフ
日本自転車競技連盟 選手強化医科学部会長
自転車トラック競技ナショナルチーム チームドクター(2018年世界選手権、アジア大会帯同)
柏レイソル(Jリーグ) チームドクター
日本バレーボール協会 メディカル委員
ウルフドッグス名古屋(Vリーグ) チームドクター
シマノレーシングチーム(自転車ロードレース) チームドクター
- 専門
- スポーツ医学、足の外科学(特に鏡視下手術)、腱・靭帯付着部症の研究
西中 直也 (にしなか なおや):
生年月日 1968年7月15日
昭和大学スポーツ運動科学研究所
昭和大学藤が丘病院 整形外科
- 略歴
- 1987年 東京都立戸山高等学校卒業
- 1988年 昭和大学医学部入学
- 1994年 同卒業
- 1994年 昭和大学藤が丘病院整形外科 昭和大学大学院生化学教室
- 1999年 博士号取得
- 2005年8月~ 2007年7月 米国フロリダ大学, Orthopaedic Biomechanics Lab Mechanical & Aerospace Engineering留学
- 2007年 昭和大学藤が丘病院整形外科 助教
- 2012年 同講師
- 2015年9月 昭和大学スポーツ運動科学研究所(昭和大学藤が丘病院整形外科兼担)講師
- 2016年4月 同 准教授
- 資格
- 日本整形外科学会 専門医
日本体育協会公認スポーツドクター
日本整形外科学会スポーツ専門医
福祉法第15条第1項身障者認定医(肢体不自由)
日本整形外科学会認定リバース型人工関節置換術施行医師
臨床研修指導医
- 所属学会
- 日本肩関節学会
日本肘関節学会
日本整形外科学スポーツ医学会
日本臨床スポーツ医学会
Joskas日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会
日本手外科学会
日本整形外科学会
日本健康教育学会
- 学会役員
- 日本整形外科スポーツ医学会 代議員
Joskas日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会 評議員
神奈川上肢外科運営委員
よこはまスポーツ整形外科フォーラム幹事
日本肩関節学会代議員
よこはま肩を語る会幹事
東京スポーツ整形外科研修会世話人
日本肘関節学会評議員
神奈川県野球指導者セミナ-世話人
スポーツメディスンフォーラム世話人
神奈川県国民健康保険診療報酬審査委員会委員
Journal of Orthopaedic Science Editorial boad
- その他
- 千葉ロッテマリーンズ メディカルチェック担当医
2008~2011年 川崎フロンターレチームドクター
横浜野球肘検診推進協議会検診担当医
2013年 日本整形外科スポーツ医学会 米国traveling fellow
スポーツフォーラム21 the Golf 企画代表
2014~2017年 昭和大学医学部藤が丘支部 准教授講師会会長
2019年 KSES(韓国肩肘学会) traveling Fellow
- 専門分野
- 肩肘関節外科
肩肘関節鏡手術
肩のバイオメカニクス
投球障害肩肘
米田 良祐:
一般社団法人FARMスポーツコミュニティー 代表理事)テニス指導歴25年
- 略歴
- 幅広い世代に対し、プレイヤーのクセや考え方を見抜く「洞察力」を武器に技術サポートをするプロコーチ。近年は複数の高等学校テニス部での講習指導、鈴木貴男プロを中心としたプロ選手の個性を活かした講習会、クリニックを開催。その他、日本男子プロテニス選手会のファンミーティングやテニス好きの皆さんと楽しむ「TENNIS LIVE-TALK(ライブトーク)」(2016年より、2019年は11月27日)等のイベントも手掛けている。
これまでに東レPPO期間中の会場イベント、往年・現役プレイヤーによるエキジビションマッチ「MASTERS CLASSIC」「SUGOWAZA」を立案、運営。テニス以外でも女子サッカーなでしこリーグのチームで広報営業にも従事。
- 資格や経歴
- 一般社団法人 FARMスポーツコミュニティー 代表理事
日本体育協会 公認テニス教師、日本テニス協会員
日本スポーツ産業学会員 スポーツ指導サービス分科会幹事(2013年まで)
日本プロテニス協会において資質向上委員を担当
- 専門分野:技術指導、指導者育成、イベント企画・講習会プロデュース、選手コーディネート等多岐
- 「研究を行うきっかけとなったのは」
様々な年代のプレイヤーの指導・講習を行う現場で、サービス動作を「投げ方と同じように打つ…」という表現のアドバイスで指導を受けたことが多くいたこと。その反面、投げ方について「聞いたことがない」「手本を受けたことがない」という回答、具体的に投げ方がサービス動作につながる実際の動作例を伝えられていないという回答が多かったことです。
*市域の指導員向けの講習でもその傾向あり
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受講料 |
1,000円(当日会場にてお支払い下さい) |
申込方法 |
1.E-メールによる申し込み |
テニス・メディカルセミナーE-メールアドレス
jtsm-office@umin.ac.jpあてお申し込み下さい。
E-メールにて受講証をお送りしますので、プリントし、当日受付にご持参下さい。
なお、この場合、貴アドレスを登録致しまして、以降の「テニス・メディカルセミナー」のご案内をメールにてお送り差し上げますのでお含み置き下さい。 |
2.往復ハガキ による申し込み |
往復ハガキ にてお申し込み下さい。返信用ハガキにより受講証をお送り致します。
あて先:
〒154-0011 東京都世田谷区上馬1-13-11
(公財)日本股関節研究振興財団内 テニス・メディカルセミナー事務局
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メール・ハガキご記入事項:①ご氏名 ②連絡先ご住所 ③電話・FAX ④所属 ⑤資格
⑥ご質問があれば具体的にご記入下さい。
なお、先着順に受付し、定員200名になり次第締め切らせていただきます。 |
会場アクセス |
東急大井町線・池上線 旗の台駅東口下車徒歩5分
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問合せ先 |
(公財)日本股関節研究振興財団内 テニス・メディカルセミナー事務局
電話 03-3412-8818 担当:高橋 |