1.禁止物質や方法の詳細(禁止表国際基準) 以下のホームページから確認できます
- 世界アンチ・ドーピング機構(WADA):英語版のみ
- http://www.wada-ama.org/en/World-Anti-Doping-Program/Sports-and-Anti-Doping-Organizations/International-Standards/Prohibited-List/
- 日本アンチ・ドーピング機構(JADA)
- http://www.realchampion.jp/download/9
注意が必要な薬(禁止薬物が含まれている可能性の高いもの)
薬の名前の最初に「新」がついていたり,最後に「顆粒」やアルファベット(○○○A,○○○Sなど)がついていると,含まれる成分が異なることがあるので,正確な販売名で確認することが必要です。
- ①かぜ薬
- ドラッグストアなどで購入するかぜ薬(総合感冒薬)の多くに,禁止物質のエフェドリン,メチルエフェドリンが含まれているので,注意が必要です。
生薬成分の麻黄(マオウ)には,禁止物質のエフェドリンやメチルエフェドリンが含まれています。麻黄(マオウ)は,葛根湯 (カッコントウ)など多くの漢方薬に含まれています。
- ②鼻炎薬
- 花粉症のための薬には,禁止物質のプソイドエフェドリンが含まれているものがあります。
- ③漢方薬
- かぜ薬のところでも述べましたが,葛根湯(カッコントウ)には,禁止物質のエフェドリン,メチルエフェドリンを含む生薬成分の麻黄(マオウ)が含まれています。
漢方薬の胃腸薬には,禁止物質のストリキニーネを含む生薬成分の馬銭子(ホミカ)を含むものがありますので,注意が必要です。滋養強壮剤の中には,禁止物質の男性ホルモン関連物質を含む生 薬成分の麝香(ジャコウ),鹿茸(ロクジョウ)などを含むものがありますので,注意が必要です。
- ④毛髪・体毛用薬
- ひげを濃くするために使用する毛髪・体毛用塗り薬には,禁止物質の男性ホルモンが含まれているものがあるので,注意が必要です。